こんにちは、総務 榎本です😊
新潟リハビリテーション大学の生徒が
実習中のため、大学の先生が訪問されました。
言語聴覚士Fがその様子をブログ記事に
してくれましたのでご紹介します。
※ある小説家を意識されているそうです!
暑い夏の日、
僕の勤める病院の廊下が明るく照らされていた。
それは、学生時代の恩師が実習地訪問に来たからだ。
彼の姿はやや丸みを帯びていたが、
その眼差しはかつてのままの温かさを保っていた。
「学生時代よりも大きくなったね」
と彼は優しく微笑みながら言った。
僕も自然と笑顔になり、
「時が経つのは速いものだ」と返した。
我々は、応接室へと移動した。
最近の感染対策でコーヒーは出せないことを
思い出し、僕は軽く謝罪した。
しかし、恩師はそれを気にする様子もなく、
ゆったりとした椅子に座った。
「実習生たちにはどんなことを教えているんだ?」
と恩師が興味津々に尋ねてきた。
僕は、現場での経験や日々の中で感じる
学生たちの変化、そして病院での新しい
取り組みなどについて話し始めた。
恩師は、その全てに深い興味を持って聞いてくれた。
そして、話が終わると彼は言った。
「君たちの病院は、学生たちにとって
大切な学びの場となっているようだね。
そして、君がその中心となっていること、
本当に嬉しく思うよ。」
感謝の気持ちでいっぱいになった僕は、深く頷いた。
恩師との再会は、この暑い夏の日に
心に深い影を投げかけるものとなった。
彼が去った後も、その温かな言葉は僕の胸に響き続けた。