2023年8月15日火曜日

恩師との再会

こんにちは、総務 榎本です😊

実習中のため、大学の先生が訪問されました。

言語聴覚士Fがその様子をブログ記事に
してくれましたのでご紹介します。
※ある小説家を意識されているそうです!

(中央:言語聴覚士スタッフF)

暑い夏の日、
僕の勤める病院の廊下が明るく照らされていた。

それは、学生時代の恩師が実習地訪問に来たからだ。

彼の姿はやや丸みを帯びていたが、
その眼差しはかつてのままの温かさを保っていた。

「学生時代よりも大きくなったね」
と彼は優しく微笑みながら言った。

僕も自然と笑顔になり、
「時が経つのは速いものだ」と返した。

我々は、応接室へと移動した。

最近の感染対策でコーヒーは出せないことを
思い出し、僕は軽く謝罪した。

しかし、恩師はそれを気にする様子もなく、
ゆったりとした椅子に座った。

「実習生たちにはどんなことを教えているんだ?」
と恩師が興味津々に尋ねてきた。

僕は、現場での経験や日々の中で感じる
学生たちの変化、そして病院での新しい
取り組みなどについて話し始めた。

恩師は、その全てに深い興味を持って聞いてくれた。

そして、話が終わると彼は言った。

「君たちの病院は、学生たちにとって
大切な学びの場となっているようだね。

そして、君がその中心となっていること、
本当に嬉しく思うよ。」

感謝の気持ちでいっぱいになった僕は、深く頷いた。

恩師との再会は、この暑い夏の日に
心に深い影を投げかけるものとなった。

彼が去った後も、その温かな言葉は僕の胸に響き続けた。